御狩野神社-みかりのじんじゃ-
御狩野神社
鎮座地

大阪府枚方市禁野本町2-7-41

御祭神

大鷦鷯命 、進雄命、百済命

祭日

10月15日

由緒

 当社は万治寛文年間に禁野の市辺浅右衛門の邸内に勧請した社を、その後(年代不詳)に和田寺の上方の現在地に移して、旧大字禁野の産土神として斎き祀った。
 明治四十二年三月五日に、(現)枚方市牧野阪に鎮座の片埜神社に合祀された。合祀前の境内地は一四〇坪であり、田地七八坪、畑地九三坪、山林三六〇坪を有したが、合祀の際に片埜神社の基本財産に転入された。
 昭和二十六年三月十五日付をもって現在地(元の神社跡)にご遷宮された。現在境内地は一〇〇坪である。
 昭和三十一年十二月二十七日付をもって神社設立をした。

雉塚雉大明神

雉喬親王御遊の時、三足の白雉、渚の院に飛び来って死んだので、和田寺の上方の薬子山の頂に塚を造って葬ったといわれ、三足白雉霊と刻んである碑石は、一時東方の畠地に移されていたが、現在は和田寺内に移され保存してある。碑石の裏面は磨滅して文字は判読し難いまでになっている。

河州交野郡禁野村
医王山鎮守
雉大明神因由記
(安永二年書)

 「雉喬親王の時、白雉の霊を祀る雉大明神の神祠が建てられた。」とある。