若宮神社-わかみやじんじゃ-
若宮神社
鎮座地

大阪府交野市私市6-618

御祭神

住吉大神四柱(但 饒速日尊を起源とする)

祭日

10月15日

由緒

 当地区には天田神社が古来より祭祀してありますが、もともとこの社は産土(うぶすな)の神を祀ったものと考えられます。上古天孫饒速日尊が天の磐船に乗って、この地方に降りられて大和に入られ、その子孫が天の川を中心として大和、河内地方に勢力を伸ばし、交野物部氏の強大な部族を形成したのでありますが、この部族の総社として磐船宮も「船に乗って天降った、天の川文化圏」との考え方と、住吉信仰が混同し、いつの間にか住吉四神を祭神と誤って伝承してきたのでありましょう。その後、宮座の事が解決せず、約二九〇年前各村々(大和、河内)は磐船明神の分霊を神輿にのせて持ち帰り祭祀しましたが、私市には古くから天田神社がありましたので、若宮神社と称号したのでありましょう。