大利神社-おおとしじんじゃ-
大利神社
鎮座地

大阪府寝屋川市大利町23-1

御祭神

大歳神、菅原道真公、大国主大神、事代主大神

祭日

例祭  10月18日

由緒

 貞享三年(一六八六)の調査には古くよりあり。創建年代は不明なれど、宝永五年に地震・大風により大破し、宝永六年(一七〇九)に再建、文化十四年(一八一七)修復時の棟札が残されている。このうち宝永六年の棟札には、神宮寺であった「金剛寺」と「住持圓了」の名が記されている。明治初年の神仏分離までは、金剛寺の僧が神社の管理に当たっていたのである。
 元は大歳神を祭り農家の五穀豊年を祈る神であったが、寛文十年(一六三三)この地の領主となった永井信濃守尚政の支配地となって菅公を合祀して、神社名は菅原神社とし、さらに氏神社、大正になって今の名に改称した。明治五年村社に列し、同四十三年七月神饌幣帛供進社に指定せられた。
 境内神牛社の御神牛は、昭和五十一年に石像につくり替えられたが、元は瓦質であって、以前より牛は草を食べるから、クサ(デキモノ)を食べてくれると言い伝えられ、つるつるした石を供え、祈願をして、その石で局部をなぜ完治すると、神牛社に石を持って御礼参りすることが昔より伝えられている。