住吉神社-すみよしじんじゃ-
住吉神社
鎮座地

大阪府四條畷市大字上田原235

御祭神

上筒之男命、中筒之男命、底筒之男命、息長足媛命、菅原道真公

祭日

10月16日

由緒

 古来よりの伝説によれば、わが四條畷市上田原・下田原(田原村)を始め、私市、森、寺、私部、星田、及び隣接地なる奈良県生駒市南・北田原町(生駒郡北倭村大字南・北田原)は、元讃良郡磐船村鎮座、磐船明神宮の氏子であったが、参拝の不便を名として、分霊の議を決し、宝物を持ち別れて、各所に一社をなしたる際、当社も二百年以上前、磐船宮より分霊したるものなりと言う。しかし、同社より持ち帰ったという石造灯籠
 (磐船宮と銘記す)一基及び湯釜と神輿二台あって、神輿は密かに持ち帰った故を以て、明治維新までは夜間渡御ありしと言う。
 元、別当寺があったが、明治維新の際に廃さる。大正十二年一月十一日、国示第六号を以って、神饌幣帛供進神社に指定さる。文化財等 文化財と言えば、鎌倉時代の石風呂(大阪府指定重要文化財)がある。そして元和八年の十三仏、永禄八年の名号板碑、彫りの美しい地蔵さん、子安観音、西国三十三カ所巡礼碑など数多い。これ等は、古文書に登場する神宮寺別当が明治初年まで千有余年あって、其の僧職が神官をも兼任していたため、境内に仏さまたちが安置されているわけである。