- 鎮座地
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大阪府大東市三箇5-2-3
- 御祭神
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菅原道真公
- 祭日
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10月20日
- 由緒
創立年代は不詳であるが、延宝七年(一六七九年)三箇村検地帳には氏神天神宮としるされ、境内地十八歩の年貢が免除されていた。また江戸中期頃の当社は梁間五尺五寸桁行一間二尺の社殿をもち、西の隣接地には曹洞宗宇治興聖寺末水月院があった。現在も墓石が残存し、江戸時代の神仏混合の面影を残している。社宝として神刀がまつられている。三箇は、元は深野池に浮かぶ島であったが大和川付替工事にあたり、川床となる田畑の代替として深野池の干拓が行われ、田地となった。この干拓中の宝永三年(一七〇六年)、灘工事の無事安全を祈願したところ、見事に完成したので感謝のきもちを込めて『相洲住綱廣(そうしゅうじゅうつなひろ)の名刀』(府文化財指)が奉納され、さらに五穀豊穣が祈願された。地元では「三箇(さんが)の宮さん」と呼ばれ親しまれている。天神さんは学問神さんであるが、境内に鎮座する三徳稲荷とともに、五穀豊穣の神様でもある。