- 鎮座地
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大阪府門真市月出町22-2
- 御祭神
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少彦名命、菅原道真公
- 祭日
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10月17日
- 由緒
当神社は創建の年代は詳らかではないが、所在地が、古くは伊勢神宮斎宮帰路の道筋に近く、その創建は相当古い時代であるとされている。主祭神の少彦名命は大国主命と共に国土経営に尽力され医薬の神(神農さん)としても著名である。少彦名命を主祭神とした神社は北河内地域には少ない。相殿の菅原道真公は寛永年間、永井信濃守が領主の頃に祀られたものである。現在の本殿・鳥居・手水鉢は元禄年間のもので拝殿は江戸後期の建造物である。平成七年の阪神淡路大震災で拝殿が甚大な被害を受け修復補修工事や屋根瓦の葺き替えを施し同年奉祝祭が斎行された。
当神社の氏子地域一帯は低湿地で大部分は淀川上流より運び出された土砂が堆積して出来た砂地である。従って表面は豊穣な穣土であるがその部分には粘土・砂等が混在していて地下四米位のところではもとの海底に当り、所々に海産の貝類をなしている。
例祭における催し行事には周辺地域独特な太鼓台と地車が巡行し毎年十月十七日には熱気と迫力が観衆を包み込む。そしてその太鼓台の巡行は昔ながらの作法が継承され戦前戦中も含め起源以来一度の中断も許していない。この事が氏子地域の自慢とするところでもある。
明治五年 村社列格
明治四十一年 神饌幣帛料共進社指定