八坂瓊神社-やさかにじんじゃ-
八坂瓊神社
鎮座地

大阪府守口市大庭町2-93

御祭神

素盞鳴尊

祭日

例祭  10月 第3日曜日

由緒

 当社の創立の年代は詳かせないが、畴昔より鎮座されていた京都祇園の八坂神社の御祭神を勧請したと伝えられている。
 文化十四年(一八一七)九月二十日より、京都葉室殿の御祈願所となり、毎年例祭には葉室殿より高張提灯御杖附二張、御膳一膳、青銅一貫匁を供進せられた。
 社殿は慶長年間、大阪の役に兵火のため炎上し、元和九年(一六二三)九月十六日に藤原朝臣赤楚藤兵衛が造営した。現今の社殿は明治十一年(一八七八)三月十日その赤楚重五郎、同与八が造営したものである。
 境内地は一、一二二平方米を有し、境内末社に稲荷神社、開墾神社を祀っている。
 開墾神社は由緒書(社蔵文書)に「往昔より鎮座あり、河内国川流の後葭草の処、村人二十四名相互に土地を開墾し、五穀を蒔付くるに、繁茂成熟して種実を得るに至る。彼此境界無く殆んど分界し難し依って磅爾を設け立て名を道祖神と仰ぎ奉祀す」と。