神田天満宮-かみだてんまんぐう-
神田天満宮
鎮座地

大阪府寝屋川市上神田2-2-2

御祭神

菅原道真公

祭日

例祭  10月18日

由緒

 当社の由緒は貞享三年(一六八六)の調査によれば、往昔より鎮座されていたとあり、もとは下神田の天の淵の東に鎮座し、旧四宮村上島頭の氏神と川を隔てて相対していた。
 島頭の祭りには神田の当神社から御幣を受け、祭りが終わるとまた当神社へ納めることになっていた。
 万治二年(一六五九)今の地(上神田一番地)に遷した。この時より毎年の例祭には下神田から注連縄と大小のぞうりを作り奉納する例となった。神社所蔵の菅公の尊像の掛図に、例祭のとき神酒を供えると、菅公のお顔が神酒を聞食めされて、赤くなられるといい伝えられている。
 境内地一七七七平方米を有し、樹齢八〇〇年余の楠の大木があって、幹の周囲一〇米、高さ約三〇米あり本市きっての名木である。
 境内末社の稲荷社は寛文年間(一六六一~一六七三)に煙草屋八兵衛の創建した社で、文久年間に当神社境内に遷座したものである。愛宕神社はもと本念寺にあったものを明治初年当境内に移した。隣地の禅寺吉祥院は当神社の宮寺であった。