高柳神社-たかやなぎじんじゃ-
高柳神社
鎮座地

大阪府寝屋川市高柳3-19-25

御祭神

贈正位太政大臣、菅原道真公

祭日

例祭  10月18日

由緒

 当神社の創建年代は不詳であるが、貞享三年(一八六八)の調査によれば往古より鎮座されていたと伝わり、社殿は江戸時代、ことに菅原道真公への崇敬篤かりし、当時の領主永井氏により宝永七年(一七一〇)に再建され、明治五年(一八七二)村社に列せられ、同年十一月大字葛原の氏神社を合祀せり。明治十三年(一八八〇)に社殿の改築造営がなり、同年六月一日盛大なる正遷宮を執行したとされる。先に合併された氏神社は、『葛原之復舊』により分離された。大正十三年七月二十七日大阪府告示第一四八号を以て、神饌幣帛料共進社に指定せらる。神社名については、元氏神社と稱せしが、明治初年代、神社調査の際、当地近隣所在の神社は普く氏神社とせられたりしを、紛らわしきを以て大利神社・菅原神社等改稱せしあるも猶、氏神社と稱するもの三社あり、何れも隣接地にて紛らわしく不便多きを以て、鎮座地の地名を採り、高柳神社となすを適當とす。当地の下氏所蔵の菅公画像の裏書に『此尊像菅公所自写而本為当氏神之神体、経星霜巳久、殆造損壊因当村下氏智潭加繕修益仰神沢云。河州茨田郡高柳村別当長栄寺』と書かれてある。(此ノ尊像ハ菅公ガ自ラ写ストコロニシテ、モトハ当氏神ノ神体トナス、星霜ヲ経テスデニ久シ、殆ド損壊ニオヨブ。因リテ当村ノ下氏智潭ニシテ、繕修ヲ加工、益々神沢ヲ仰グトイフ。云々)