厳島神社-いつくしまじんじゃ-
厳島神社
鎮座地

大阪府枚方市尊延寺5-9-1

御祭神

武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売命

末社  市杵島姫命

祭日

10月15日

由緒

 村の鎮守として平安時代末乃至鎌倉時代の創立。市杵島姫命は天照大御神と須佐之男命との誓約(うけい)において須佐之男の剣からお生まれになった三女神の第二子。「市杵」は「斎き」(身を清浄にして神にお仕えする事)んも音便化。別名は「狭依毘売の命」。(神霊の依り憑く女性)神功皇后の新羅遠征の際、霊験を顕したとされる。古来厳島信仰とされ、海上守護の神又皇室守護と航海安全及び漁民の豊漁などの信仰をもつ。明治五年村社に列し、大正四年神饌幣帛供進社に指定せらる。境内は四〇九坪。氏子数一五〇   崇敬者五〇
 江戸時代の末期に奈良の春日大社より旧社殿を譲りうけた。
 本殿の北側に末社春日神社本殿があります。この末社の建立年代は推定室町中期です。建物は大阪府下でも京都府境に位置するため、大阪南部のものと異なった手法が見られ、地域的特色を持つ中世の遺構として昭和五十三年に文部省から国の重要文化財に指定されました。但し長い歳月を経て傷みが激しくなったので、文化庁の指導により、総工費七千万円を費やして平成七年一月に修理工事が完成。ここに建立当初の姿に復元され往時を偲ぶ建物の再現を見るに至りました。
現在境内にある石燈籠の数は多いが、中には享保十四年、安政五年のものもある。