村野神社-むらのじんじゃ-
村野神社
鎮座地

大阪府枚方市村野本町29-1

御祭神

素盞鳴命

祭日

春際  3月21日
例祭  10月14日

由緒

当社の創立は、弘安二年二月八日神司神地が定まり、新たに宮祠を造立し、続いて神霊を還し奉った。(大阪府神社誌によれば、弘安二年八月勧云々とある。)
 明治五年には村社に列し、同四十一年十二月、神饌幣帛料供進社に指定された。
 祭礼に当たっては、青白和幣を神殿に捧げ、巫女乙女は鈴鼓の神楽を奏上して天下泰平を祈り、また、弘安二年秋九月十九日の祭礼には、神輿を拝殿に出し奉り、天ノ川の西に御旅所を設け、同月二十一日に神司始め、供奏の神人前後左右に行列を引き、神輿を渡し奉り、日々幣帛、御酒、御供種々の時等の物を奉る。十月十九日に御還幸(この間三十日)。この時以来毎年この祭礼を執行したと伝えられている。
 文徳天皇の御宇惟喬親王が御狩の時、群臣諸郷を誘い行幸あり、御安座を設け遊覧をなし給う。霊跡所領の荘園である。親王の尊敬が厚かった事は勿論の事多くの人の崇敬が厚かった。
 社地および社殿の沿革、創立以来の沿革等は詳かではないが、松永弾正の兵乱の時、社殿桜閣は悉く消失したが、御神体に異常の無かったことを尊び、村民が一致して社殿を再建した。
 現在の社殿は、昭和三十七年十月竣工落成。(鉄筋コンクリート造、銅板葺)。
 末社および手水舎、遥拝所等は、昭和四十四年十月に改築および修復した。
 末社に東野神社、艮野神社、次野神社、乾野神社、稲荷神社、金毘羅神社がある。